メディアの中の人のマーケティング備忘録

ベンチャー勤務のメディアの中の人。SEOはそこらのSEO会社の人より詳しいです。

最近web業界でバズワードになってるグロースハックとはなんぞや?

最近やたらとグロースハックという言葉を聞きます。

 

いつも読んでるメディアでもFacebooktwitterのフィードに流れてくる記事でも営業が実際にお客さんの声を聞いてきてもどうやらこのワードはホットになりつつあるらしい。

 

現在、データサイエンティストと並んで、シリコンバレーで最もセクシーな仕事と言われているグロースハッカー。製品やサービスの成長をハック(=新たなやり方で加速する)する人たちです。”ユーザー獲得担当エンジニア”などとも呼ばれています。 - See more at: http://skillhub.jp/blogs/71#sthash.mUKwpAR7.dpuf

 

僕がグロースハックという言葉を明確に意識しはじめたのはログミーのこの記事を見てからです。

月間34億PV、新規会員登録1日1万人! pixiv片桐代表が明かす、驚異のグロースハック術

 

この記事ではグロースハックとはなんぞや?という状態からグロースハックチームを立ち上げ少しずつ成長していった過程が書いてあって非常にニヤニヤしながら読んだのを覚えています笑

 

現状のグロースハックは?

この感じだとグロースハックはまだまだワードとして一人歩きしてバズワードとなりどんどん定義が曖昧になってゆくゆくは「御社のサイトをグロースハックします!」という現在のSEO業者のような状態になってもおかしくありません。

 

とは言えまだまだグロースハックをインハウスの担当者に任せようとしても事例も少ないし、参考となる書籍も少ないのが現状。

 

やらなきゃいけないことも多岐に渡っていて専門家じゃなければ難しいことも多そうです。

 

Analyticity : 分析的
グロースハッカーはVanity Metrics (無価値な指標)に囚われるのではなく、会社の成長に貢献できるActionable Metrics(行動を可能にする指標)にフォーカスしなければなりません。そのためにグロースハッカーは分析し、成長のエンジンになっている要因(先行指標)を突き止めて行く必要があります。

Broad interest : 広い好奇心を持つ
グロースハッカーは、他の人が持っていない観点から質問を投げかける必要があります。(例:なぜこのカスタマーは、商品Aを買った時は商品Bを買わないのだろう?)そのために、広い好奇心を持ち、観察をして、インサイトを見つけていくスキルが必要です。

Creative : クリエイティブ
一番重要なスキルはクリエイティブであることです。従来のマーケティング手法に頼らないさまざまな施策を考え、実際に試していける人であること。グロースハックはサイエンス(科学的)であると同時に、デザインやUser Experienceについても深く関わるのでアートでもあります。

Discipline : 自らを律する
クックパッドでグロースハックを担当している加藤恭輔氏は著書で、* ”グロースハック、グロースハッカーの仕事はひたすら地味である。*メールの下に一行のメッセージを追加する、ボタンの色を変えてみる、などサービスそのものに手を加えてトライアルを繰り返していく必要がある” と述べています。プロダクトの成長に対して自らを律し、全てを賭せる人でなければなりません。

Empathy : 共感的である
共感的であること。グロースハッカーユーザーがプロダクトに対してどんな気持ちを抱いているかを感じ取り、次の施策に反映させて行かなければなりません

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これらすべての能力を兼ね備えてるひとなんて正直ごくわずかですよね。

KPIを決め、それを元に分析し、普段から様々なものに興味を持ち視野を広く持つことができ、今までの方法を理解しながらも、その方法に囚われることなく科学的かつアーティスティックで、地味な作業もきちんとこなすことができ、他人の気持が理解できる人。

どんな超人なのこれw

もちろん企業の場合はこれを複数人でやるだろうし、1人ができる必要はないけど、とは言え多くの人数をガッツリかけることも少ないでしょう。

 

一つ一つ項目わけて何やればいいか書こうと思ったけど、ここまで書いてめんどくさくなったんで次回に僕がいつもやっているメディアの伸ばし方でも書いていきます。